新型コロナウィルスの影響で結婚が延期となったカップルも多かったかと思いますが、規制緩和もしてきており結婚式を準備している人、または結婚式にゲストとして招待されている人もいるのではないでしょうか。
今回は、オランダの結婚式に5回行ったことがあり、自分自身もオランダで結婚式を挙げたことがある私が、今までの経験をもとに、日本とちょっぴり異なるオランダの結婚式の流れを紹介したいと思います!
①市役所で結婚式
(De huwelijksvoltrekking bij de burgerlijke stand)
オランダでは、宗教上の結婚式は法律として認められていないため、教会で結婚式を行う前に、必ず市役所で結婚式をやらなければなりません。
なので、午前中に市役所での結婚式をすることが多いです。
ゲストは大人数ではなく家族、親戚、親しい友人など普段からお世話になっている人に囲まれて、暖かい雰囲気でセレモニーが行われます。
Ambtenaar van de burgerlijke standという宗教とは関係なく結婚させることができるライセンスをもっている人の前で愛を誓い合い、新郎新婦、証人が書類に署名して法律上で正式に夫婦となります。2001年よりオランダでは同性同士でも法律上の結婚が可能です。
<流れ>
ゲストが着席→新郎新婦の入場→誓いの言葉を交わす→書類にサイン→セレモニー終了後はフラワーシャワー
②教会で結婚式(主にキリスト教の場合)
Huwelijksinzeging (プロテスタントの場合)
Kerkelijk huwelijk (カトリックの場合)
私の経験上ほとんどの結婚式では教会のセレモニーはありませんでした。
私のオランダ人の友人カップルは熱心なキリスト教信者でないものの教会のセレモニーをしたいと教会側に打診したそうですが、成人洗礼をしていないということで断られてできなかったと言っていました。
私の結婚式はパートナーがクリスチャンで私が仏教ですが、日本で神前式を終えていたためキリスト教でも結婚式しないとね!ということで特別に教会のセレモニーをすることができました。
【追記:2021年06月30日】アムステルフェーン市は外国人(非キリスト教、日本人同士)でも教会で結婚式を挙げることができるという情報をいただきました!
自治体や教会によって基準が異なるかと思いますので教会での挙式もご希望であれば自治体や教会に相談されることをお勧めします😊
<流れ>
ゲストが着席→新郎新婦の入場→神父さんの前で誓いの言葉を交わす→賛美歌を歌う→退場
③披露宴
Aansnijden van de trouwtaart
市役所や教会で共にしたゲストたちとゲームしたり、友達からの出し物があったり、ウェディングケーキをカットして食べたり、ディナーを食べたり。
日本の披露宴のような雰囲気ですが、司会は友達や兄弟がしたりすることが多く日本よりカジュアルな雰囲気です。
ゲスト同士知らない人同士でも積極的に挨拶しておしゃべりを楽しみます。
③夜のパーティー
Feestavond
遠い親戚や友達なども招待され、大きめの会場を貸し切ってパーティーをします。
一般的にDJやバンドなどを雇って、ガンガン音楽をかけて、皆でお決まりの曲を大合唱したり、ポロネーゼをしたり、老若男女関係なく遅くまで踊りまくります。
私の結婚式ではあとから写真を見返すと女性1名知らない人が混じっていました。笑
<流れ>
新郎新婦&両親が一列に並ぶ→夜から来たゲストが新郎新婦両親に挨拶してプレゼントやお祝儀を渡す→新郎新婦の友人たちの出し物→ファーストダンス→力尽きるまで踊る
日本の結婚式と違うところもありますが、結局は楽しんだもん勝ちなので、積極的にいろんな人と話したり踊ったりして新郎新婦の新しい門出を祝いましょう!!