オランダでの家探しをする際に実際に賃貸の家賃がどれくらいするのだろうとオランダへ移住を考えている人やオランダ在住の方で引っ越しを考えている人にとって気になるところかと思います。
今回のロカルの記事では、オランダの不動産情報サイト「Pararius」で紹介された、現在のオランダの家賃の相場を一挙にご紹介します!
まずは、オランダの主要5都市であるアムステルダム(Amsterdam)、ロッテルダム(Rotterdam)、デン・ハーグ(Den Haag)、ユトレヒト(Utrecht)、アイントホーフェン(Eindhoven)の2019年から2021年までの賃貸の家賃の平均を年度ごとに紹介します。
都市別家賃平均金額
2019年 | 2020年 | 2021年 (3月時点) | |
アムステルダム | € 23.45 / ㎡ | € 22.69 / ㎡ | € 21.76 / ㎡ |
ロッテルダム | € 16.20 / ㎡ | € 16.20 / ㎡ | € 15.20 / ㎡ |
デン・ハーグ | € 16.20 / ㎡ | € 16.14 / ㎡ | € 15.59 / ㎡ |
ユトレヒト | € 17.48 / ㎡ | € 17.74 / ㎡ | € 17.78 / ㎡ |
アイントホーフェン | € 14.63 / ㎡ | € 14.18 / ㎡ | € 14.08 / ㎡ |
2019年以前は深刻な家不足の問題でオランダの賃貸の家賃は上昇が止まらない状況でしたが、上記の表を見ると2020年以降は特にアムステルダムで大きく家賃が下がっていることが分かります。
特に2020年1月から3月のうちに急激に下がっていたので、新型コロナウイルスが顕著に影響していると推測されています。また、ロッテルダム、デン・ハーグ、アイントホーフェンでも緩やかに下がっています。一方、ユトレヒトは2021年が一番高くなっています。
2021年の時点で家賃が高い都市はアムステルダム、ユトレヒト、デン・ハーグ、ロッテルダム、アイントホーフェンの順となっています。
なお、アムステルダムのエリア別家賃は高い順にCentrum、West、Zuid、Oost、Noord、Neuiw-West、Zuid-Oostの順となっています。(2021年1月~3月時点のデータです。日本人が多く住むアムステルフェーンはアムステルダムではないので含まれません。)
当然ながら、家賃は家の広さによってもかなり異なります。広さ別の平均家賃をご紹介します。
ただし、下の表には極端に高額な家や、政府の補助付きの安い家は含まれていません。
オランダ全土の平均額となりますので、あくまでも目安としてご覧ください。
オランダの広さ別の月額平均家賃
広さ | 平均家賃 |
120㎡ | € 2,500 |
105㎡ | € 1,800 |
80㎡ | € 1,200 |
65㎡ | € 1,150 |
オランダでは65㎡の家は1~2人まで住んでいることが多いと思います。(ベッドルームがだいたい1~2部屋くらい)一人暮らしだったら十分に過ごせる広さだと思います。
一方、4人家族だと100㎡以上の家に住んでいるご家庭が多いと思います。(ベッドルームがだいたい2~4部屋くらい)
オランダは新型コロナウイルスの規制が緩和してきていますし、アフガニスタンからの移民も受け入れも表明していますので、来年は安くなるの高くなるのか。。。2022年以降の動きも気になりますね。