オランダのサッカーリーグ(eredivisie)が開幕しましたね。週末の予定は全てサッカー観戦といっても過言ではないりんちゃんでございます。
今年はかつてないくらい日本人選手がJリーグやらJリーグから移籍してきました!
ということで彼らが所属するチームを中心に、駅からスタジアムまでの行き方及びキックオフ前に寄れる観光スポットを紹介します。
初回は【NEC Nijmegenの本拠地:GOFFERT Stadion】です。
小川航基選手、佐野航大選手の2名が移籍しています(2023年8月末現在)
行き方は3種類ありますので順を追って紹介します。
(0)チケット購入方法
(1)最寄駅から徒歩
(2)1駅先の都会:Nijmegen駅からレンタサイクルで行く←おすすめ!
(3)Nijmegen駅からバス
(4)スタジアムで知っておいた方がいいこと
(5)Nijmegen周辺の観光スポット
ビッククラブとの対戦以外はクラブカードなしで買えます。
シーズン終盤などの、クラブカード所持者しか買えないチケットでも直接メールをすれば席を抑えてくれる場合があります。
私は行きたい日程がクラブカード所持者限定販売になっていましたが、この方法で一席確保できました。
メールは英語で通じます。
オンラインで購入した場合はその日にカード決済ですが、メール経由で購入した場合は現地で当日決済です。デビットカードもしくはクレジットカードのみの対応で、現金では購入できません。
最寄駅:Nijmegen Goffert駅
スタジアムまで徒歩17分
NSのSprinter(各駅)しか停車しない駅ですので、Nijmegen駅まで行ってSprinterに乗り換えます。
試合前に電車の本数が増えるといったサービスはオランダでは皆無ですので時間に余裕を持ってお越しください。試合後も同様に増えません。
スタジアムは公園の中にあり、嫌がらせなのか駅から正反対の場所にあるので割と歩きます。
個人用OV-chipkaartをお持ちの方なら、駅前にあるNSの駐輪場からOV-fietsを借りるのがおすすめです。スタジアムへ行くためにスマホホルダーも持ってくると尚よしです。
しかし個人用OV-chipkaartはオランダに住所や銀行がないと作成できません。日本から来て詰んだ、と思うにはまだ早い!
駅前に転がっているBolt(アプリで借りられる自転車)はオフィシャルサイトによると、AMEX、ApplePay、中国銀聯、Carte Bancaire、Diners、Discover、JCB、Mastercard、MIR、Visaでの支払いに対応しているとのことなので、事前にアプリをダウンロードして決済方法を登録しておけば当日自転車を借りられます。
Bolt公式サイトはこちら
試合後はほぼ全員がNijmegen駅に向けてチャリで帰るのでツールドフランスに参加している気分が味わえます。
駅周辺にはNS以外、レンタサイクル屋さんがないので、もしアプリで借りられなければバスで周遊しましょう。
Brengと車体に書かれたバスがNijmegenの市内を走る市バスです。
現金の支払いには対応しておらず、デビットカードもしくはクレジットカードでの決済です。
前述のOV-chipkaartがあればタッチで乗車可能ですが、ない場合は乗車時に降車駅を伝えて運転手に運賃を計算してもらい、運転席脇にあるマシンでカードで決済します。
レストランにあるようなカード決済のマシンがバスに備え付けてあります。
デビットカードやクレジットカードで決済する方はまあまあいらっしゃるので「OV持ってなくてごめんなさい!出発が遅れてごめんなさい!」と思う必要はありません。
そもそもオランダの交通機関は時刻通りやってきません。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、誰も迅速に出発することは気にかけていません。
3回以上乗る場合は一日乗車券がお得かもしれません。
Brengの一日乗車券オンライン決済ページはこちらです。
公式サイトによると、運転手から直接バス車内でも買える(ただしカード決済のみ)とのことなので、当日バス車内で購入するのも良いでしょう。
私もこの方法で何度かバスの一日乗車券を購入したことがあります。日本のVISAカードで購入できました(カード会社によります)
※Nijmegen駅からバスで観光スポットへ、そこからスタジアムまでバスというプランです。スタジアム以外行きたくないというサッカー猛者の方は直接Goffert駅へ向かいましょう。
GOFFERTへようこそ!
簡単にスタジアムの注意点をまとめます。
スタジアムでの支払いはデビットカードもしくはクレジットカードのみ!
こちらはGOFFERTだけでなくオランダ全てのスタジアムがそうです。現金は持ってきても使えません。
日曜はファンショップ(グッズショップ)が開いていない!
たとえ日曜開催のゲームでも、日曜は併設のファンショップが休みです。最小限のスタッフで運営されている、それがNECです。誇らしい!
ただし、臨時のファンショップがチケット売り場付近にオープンしています。キッチンカーくらいのサイズで、所狭しとマフラータオルやユニフォームが売られています。記念にぜひ。
ユニフォームはありますが、ネームや背番号入りにすることは出来ません(機械がファンショップにしかないため)
もしネーム入りユニが欲しい方は、通販で頼むか別日に行く必要があります。
階段はドブ板です!
アヤックスやフェイエノールト以外のクラブあるあるですが、スタジアムの階段がドブ板です。
ドブ板が方言かもしれないので補足しますと、安い立体駐車場の屋上の床です。下から丸見えのアレです。
ヒールで行くとはまりますし、スカートで行くと下から丸見えなので要注意です。
スタグルなんてものは、ない!
Jリーグといえば魅力的なのはスタグルですが、GOFFERTではクロケット、パタット、フリカンデルなどどこに行っても見かけるオランダの軽食が売られています。特に名物などはありません。
アウェイエリアが近くて危険臨場感がある!
こちらはゴール裏です。
アウェイエリアが信じられないくらい近く、点が入るとしばらく物騒になります。
ですがNECのサポーターは暴れたり、ピッチに入り込んだりしません。ヤンチャなクラブは毎シーズン飽きもせず逮捕者が出ますが、NECはマナーがいいことで有名です。
一人で観戦する方も、安心してお越し下さい。
めちゃくちゃ楽しい!
スタジアムこそコンパクトですが、一人一人の熱気があなたを盛り上げること間違いなしです。特にゴール後によくあるオランダ名物”上からビールが降ってくる”は笑うしかありません。
ビール、まあまあ高いのに投げちゃうんですね。
来て良かったと思えるし、また来てもいいかもと思える。
それがGOFFERTの魅力です!
(5)Nijmegen周辺の観光スポット
急に字がデカくなってごめんなさい。まるでこちらが本題と言わんばかりに述べていきましょう。
Nijmegenといえばローマ軍が占拠していた街です。ローマ軍にゆかりのある街はオランダにたくさんありますが、とりわけ出土品の多さで有名なのがNijmegenです。
地下にはローマ軍がどのように橋をかけ、何世紀も前の人は機械なしでどうやって重たいものを運んでいたのか?という子供向けの実験施設があります。
閑散としていたので大人(私)がきゃっきゃしながら砲丸投げや橋の建設をしました。
こちらはローマ軍の出土品、”イッキ用のおちょこ”です。
研究によると、テーブルに置けないように底がとんがっているので、一気飲み用に作られたのだとされています。
その時代から酒強いんだ・・・?
かと思えば上の階にはNijmegenゆかりの作家による油絵、そして同じフロアに現代アートもあります。
現代アートと歴史ある絵画の展示が混在しており、順路はありません。好き勝手見て脳を混乱させましょう。
隣接する街がドイツのNijmegenです。
ドイツ語とオランダ語での解説がありました。英語は一部です。
併設のミュージアムカフェも綺麗でおすすめです。椅子の色合いが最高ですね。
ワール川の中洲にある巨大な顔がNijmegenの名物です。
映え以外の何者でもありません。
この橋を渡ったところにあのでかでかフェイスがあります。
私は自転車で渡りましたが、徒歩で渡られる観光客の方が多かったです。ゆっくり川を眺めながら散歩も粋ですね。
川の対岸は整備されており、こちら側(古い街並み)と対照的です。
なぜか街並みの写真を撮っていなかったのでその目で目撃してきて下さい!
以上がGOFFERT Stadionへのアクセス、Nijmegenのおすすめ観光スポットです。
チケット情報は随時オフィシャルサイトにてご確認下さい。
それでは、楽しい蹴球時間をお過ごし下さい。
りんちゃん:この夏だけ焼肉屋店員。毎日ケムリの匂いを漂わせながら帰宅しているが、本当は肉があまり好きではない。
販売中の電子書籍はほとんどオランダの実態調査。
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