観光、文化

【期間限定】オランダで話題の映えスポット「小便白熊」を見に行ってきた!

ベルギーの小便小僧は世界的に有名ですが、オランダにも新しく小便小僧ならぬ「小便白熊(オランダ語:De Pissende IJsbeer)」が突如出現して、話題になっているので見に行ってきました!誰が一体何のために作ったのか、今回の記事では紐解いていきたいと思います。

小便白熊はなぜ作られた?

オランダでも有名な動物園「アメルスフォールト動物園」が開園75周年を記念して、現在、Museum Flehite(フリヒティ美術館)で『アート&動物園』というテーマの展示を行っており(2023年11月19日まで)、その一環で美術館の敷地に巨大白熊が運河に放尿する像も展示してあります。(美術館に入場しなくても外から見れます)
全長6メートルとのことで実際に見て思ったより大きくて驚きました。
小便白熊は期間限定の展示で11月19日まで見ることができます。

人間が小さく見える、、、

誰が作った?

フロレンティン・ホフマン(Florentijn Hofman)という世界的に有名なオランダ人(フローニンゲン州出身)アーティストによって製作されました。
世界中の海を漂う「巨大ラバーダック」が彼の代表作品で見たことがある!という人も多いのではないでしょうか。

小便白熊に込められたメッセージ

人々が動物の世界に出かけるとき、人々は自然に敬意を十分に払っていなく、失礼な態度をとっているので、白熊も仕返しとして人間の生活圏で失礼な態度をとっている様子を表現しているそうです。(オランダでは公共の場で放尿することは違法となっている。罰金額は140ユーロだそうです。)
また、地球温暖化へのメッセージも込められているそうです。
フロレンティン・ホフマンの作品らしくユーモラスな見た目とは裏腹に皮肉たっぷりのアート作品です。

どうして話題になっているのか

衝撃的なビジュアルと有名なアーティストの最新作ということで設置当初から注目されていましたが、最近は住宅街の近くであり近隣住民から「水の音がうるさい」と苦情が相次いだため、夜の0時から朝7時までは水が止まるように現在は設定変更されたということがオランダで連日ニュースとなったため、さらに話題のスポットとなっています。

伝統的な建物の美術館と白熊像のギャップがシュール

お昼と夜に行ったのですが、昼は沢山の人々が写真を撮っていました。夜も爆笑しながらセルフィーを撮っている人たちを何組も見ました。
個人的には夜の方が白熊と夜空のコントラストが美しくて映えるな~と思いました。

場所

ユトレヒト州で二番目の古都「アメルスフォールト(Amersfoort)」のMuseum Flehite(フリヒティ美術館)の敷地内にあります。
アメルスフォールト中央駅(Amersfoort Centraal)から徒歩で約15分です。
近くにはアメルスフォールトの一番の観光スポットの水門「コッペルポート(Koppelpoort)」もあるので併せて訪れることをお勧めします!

所在地: Westsingel 50, 3811 BC Amersfoort

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ユトレヒト郊外在住のMaikoです。オランダ人と結婚し渡蘭し、お仕事しながら、2児の母としてオランダ生活を楽しんでいます!抹茶、音楽、ビール、食器が大好きです。そして、最近はヨーロッパ史にハマっています。
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