私は移住当初はスーパーの袋詰めに戸惑った記憶があります。というのも、レジの流れが日本とはずいぶん異なるのです。
今回の記事では日本とオランダのレジの流れの違いとオランダの袋詰めを楽にする裏技をご紹介したいと思います。
日本の場合
①客が買いたい物が入ったカゴを店員さんに渡す→②店員がバーコードを読み込む→②会計をする→客が別の台(サッカー台)で袋詰めをする
オランダの場合
①客がベルトコンベアに買いたい物すべてを乗せる→②店員がバーコードを読み込む→③客が袋詰めをする④会計をする
日本ではベルトコンベアはなく、会計後は別の台に移動して(サッカー台というそうです)ゆっくり自分のペースで買った物を袋に入れることができますが、オランダではベルトコンベアで自分で乗せた後、商品の袋詰めと会計を同時進行でしなければなりません。(最近はセルフレジも増えてきましたが。)
あまりにも会計に手間取って遅くなってしまった時は結構周りの目が気になってしまうこともあります。
次に、在住者目線でどうやってスーパーの袋詰め作業をスピードアップさせているか私なりの方法ではありますがご紹介したいと思います。
①マイバッグが当たり前
レジの近くでレジ袋を買うことができますが、マイバッグをおすすめします。
マイバッグだとレジ袋を買う手間が省けます。特に大きくて四角い形のマイバッグは開口部が大きくて商品を入れやすいのでおすすめです。
どうしてもマイバッグを忘れてしまった場合は、すぐに食材を入れれるように一番最初にベルトコンベアーに流すとスムーズに袋詰めができます!
②重たい物からベルトコンベアに流す
軽い商品の上に重い商品を入れると軽い商品が潰れてしまう可能性が高いですので、重い物からベルトコンベアに流しましょう。
そうすることで、流れてきたものの順番で袋詰めできるので楽です♪
私自身これにをするようになってからかなり時間短縮できるようになりました。
③ショッピングカートが便利
オランダのスーパーにはカゴもありますが、ショッピングカートだと便利です。
というのも、店員さんがレジで商品を読み取っている時にショッピングカートに①で説明したような四角い形のマイバッグを開いた状態にすると両手で入れることができるからです。また、袋詰めが時間かかりそうなときにはとりあえず全部会計済の商品をショッピングカートに詰め込んで後で邪魔にならないところでゆっくり自分のペースで袋詰めもできますので特にお買い物の量が多い時にはこの方法をおすすめします。実際にそうやっているオランダ人もよく見かけます。
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小話にはなってしまいますが、知り合いにLidlで働いている人がいて、その人曰く、Lidlでは会社全体でバーコードを早く読み込む大会があるそうです。
レジ処理が早い店員さんは、各商品のどこにバーコードがあるか覚えているから早く読み込み作業が進むんだそうです。
また、バーコードを読み込んだ後に、お客さんが取りやすいように置いてレジ滞在時間を短縮するように努めているとも言っていました!
また、2021年秋にオランダの大手スーパーマーケットの「Jumbo」では「KLETS KASSA(クレッツ・カッサー)」という取り組みが一部の店舗で開始されました。
オランダ語でKLETSENとは「おしゃべり」という意味でKASSAは「レジ」という意味です。いわゆるレジの人とのおしゃべりを楽しみたい人専用のレジです。
このレジでは毎日同じスタッフが常駐し、利用すればするほど顔なじみになって会話を楽しむことができ、目標は顧客の孤独感解消することだそうです。
2年前から一部店舗で実験が開始され、お客様から良い評価を得られ、さらに他のJumboの店舗からもやりたいと希望が多数あったため、2022年には200店舗に拡大することになったそうです。急ぐ人はここのレジを利用しないでしょうしリラックスしてレジを利用することができそうですね♪(店員さんのおしゃべり付ではありますが😆)
また、オランダ人に移住当初、スーパーの袋詰めの時周りの目線が気になって辛いという話をしたら、「気にしなくていいのよー!自分のペースでいいのよ。本当に急ぐ人はセルフレジに行くべきなんだから!」と言われて救われました。
少しでも皆様のお買い物のストレスが改善しますように。