4月27日のオランダは王様の誕生日（koningsdag/キングスデー）です。
2022年はコロナウイルスの規制撤廃後初の王様の誕生日で、大盛り上がり間違いなし。
王様の誕生日に食べるものの定番といえばトンプースというケーキです。
通常はトンプース（Tompouce）というと、ピンクのアイシングがのっているのですが、
王様の誕生日になるとオレンジのアイシングに変わります。
元々トンプースは古くからオランダにあったケーキでしたが、
実は王様の誕生日に食べる習慣はなかったそうです。
しかし、今の国王である「ウィレム＝アレクサンダー王」が生まれた時に
放送されたテレビ番組でオレンジ色のフィリングが乗ったトンプースが映り、
人々がベイカリーに買い求めたことがきっかけで、
現在ではすっかり王様の誕生日の定番のスイーツとなりました。
そんなトンプースは、どう食べてもクリームがはみ出してしまうことから
食べにくいことでも有名で
オランダ人の間で食べ方を巡ってたびたび論争が起きることも。
今回の記事では私の周りのオランダ人に聞いた
トンプースの5種類の食べ方をご紹介したいと思います。
①そのまんま派
そのまま上からフォークを上から指して食べる方法です。
ミルフィーユ生地の間からクリームははみ出ますが、
カジュアルなケーキですので、周りの人は誰も気にしないと思います。
②横に倒す派
横に倒してフォークで一口大に切っていくお上品な食べ方です。
観光客は決してしないであろう通な食べ方ですが、
商品によってはミルフィーユ生地が固く切れず、食べにくいこともあります。
③ビスケットめくる派
上のビスケット部分をめくって食べた後に
残りの半分はフォークで一口大に切りながら食べる方法です。
アイシングを存分に味わいたい方にお勧めです。
④2分割派
クリーム部分をフォークで半分に切って2つに分けて食べる方法です。
③と少し似ていますが、クリーム部分が
きっちり半分ずつになっているのがポイントだそうです。
⑤クリーム削る派
トンプースのクリーム部分をフォークで横から削って食べていく方法です。
最初見た時は驚きましたが、食べた後のお皿は一番きれいでした。
他にも食べ方は様々あるかと思いますが
今回は私の周りのオランダ人たちの食べ方を紹介いたしました。
前述したとおり、トンプースはカジュアルなケーキなので
食べたいように食べるのが一番おいしく食べれるコツだと思います！
皆様にとって一番の食べ方が見つかりますように♡
